白菜漬け。
冬によく食卓に登場する白菜漬け、我が家ではよくすだちをかけていたような。
おばあちゃん家に行くと出てくるけれど、母がつくっているのは見たことなかったので、家で作れるものだとは思っていなかったのです。
白崎茶会で教わった「白菜漬け」
茶会のクラスで初めて教わった時、「家で作れるんだ!」と知ってワクワクしたのを覚えています。
白崎先生がおっしゃった「きれいな手(常在菌)がいい役割するのよ」っていうのがズドンと心に響いてからというもの、「きれいな手の人になりたいー!」という気持ちはずっと持ち続けています。
さて、今年は?と思い始めた頃、白菜を手に入れることができました。
ビックサイズの白菜は4分割で天日干し。
白菜のカットの仕方→硬い部分だけ包丁入れて、あとは手で割いていくと自然と葉っぱが分かれていくってことも、教わらなければずっと知らないままでした。
こういうの、それぞれの家庭のキッチンで家族から教わることができたらどんなにいいでしょう。
こういうことも、白崎茶会で教わるたびに「ほほー」と感心しています。
先人の知恵ってすごい。
大雑把に、漬けてみる。
以前は、いちいち野菜の重さをはかって、それに合う塩の量をはかって…二手間くらいかけていました。
今年は「だいたいこのくらいだろう…」って、いつもまぶしている塩の感じを思い出しながら、本当に大雑把に、漬けました。
はかる手間が省けた分、時短。
動きも最小。
以前に比べると、億劫さが1/10くらいに減りました。
これなら、なんども漬けられる!と、思いました。
料理って、そういうことかも。
おばあちゃんの作る赤飯とか、お煮しめとか、よもぎ団子とか…
そういえば、いつも目分量だったなぁと思い出します。
野菜の具合とか、季節とか、天気とか、その時々で変わってくるものに、手と勘で対応する。
「おいしい」と感じるように、調整する。
そういうの、かっこいい。
今年は失敗しなかったよ!
目分量でもうまい具合に仕上がった。これ、本当にうれしい。
柚子やすだちをたっぷり絞って食べたいなぁ〜
と言う間に
おやつに一皿分平らげてしまいました。
今年は目隠ししても作れるくらい、たくさん作りたい。お福分けもできるといいな。
un 樋口 明日香