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2017-08-29

大量のトマトを加工

会社でかかわっている小学校の畑にミニトマトが大量に実っています。

赤い実が見えないくらいに葉っぱももりもり。

折しも小学校は夏休み期間。担任の先生に断りを入れ、収穫してきました。

ビニール袋いっぱいに。まだまだできそうです。そのまま採れたてをつまんで食べるのがまたおいしくって。

小学校で味わったトマトジュース

ざっと3kg分のミニトマト。どうしましょう。

おいしいトマト山盛り手に入れられるなんて、横浜に住んでいた頃を思うと夢のような瞬間です。

小学校で働いていたころ、2年生を担任していて同じように子どもたちがいない夏休みに野菜の収穫におわれたことがありました。子どもたちがひとクラスいればささっとできる収穫も、大人2,3人だと結構大掛かりな仕事。

収穫できたものを子どもたちと一緒に確認するために「保存」しておかなきゃ!と、ちょこちょこ収穫しつつ、ある程度量がまとまってきたタイミングで水煮にし、冷凍庫へ。

子どもたちが学校にくる2学期には冷凍庫いっぱいになっていたトマトを、どうやって味わうか?と相談。

・手軽に作れて

・みんなに分けられるもの

考えた結果、トマトジュースを作ることにしました。正直、わたしは缶で売っているトマトジュースが大の苦手で、「子どもたちの手前、ちょっと我慢して飲もう」っていうスタンスでした。

でもね、フレッシュトマトで作るトマトジュースがごくごく飲めるおいしさだったのです。お料理上手な先生方と一緒で本当に心強かった。

「これなら飲める!」「こどもたちにすすめられる!」

って思いながら、俄然、やる気がみなぎってきたのを思い出します。

結果、トマト嫌いな子どもが数人「おいしい」と言って飲みました。やっぱり「いやだ」「飲めない」「くさい」と無理な子どももいました。子どもたちのダイレクトな反応が見えてとてもおもしろかったし、自分たちで育てたトマトがジュースになっている流れを体験できたことはよかった。

味覚を刺激する

そんな時間にもなっていたかなぁと振り返って思います。

トマトの加工

過去の出来事を思い出しながら、さて、今目の前にあるトマトをどうするか。

とりあえずできそうなこととして

・水煮

・オイル漬け

・ドライトマト

3つをやってみることにしました。

「水煮」…湯むきしたトマトをグツグツ煮込むこと1時間〜2時間ほど。1/5ほどの量になりました。
左)オイル漬け   右)完成した水煮
「ドライトマト」…お日様がご機嫌な日だったので、天日干し。

ドライトマトは所用でこの後の面倒を見ることができず、実家にお預け。セミドライ(1〜2日)でよかったのですが、3〜4日実家で見てもらっているうちにカビが生えてきてしまい、やむなく処分(泣)。生き残っていたドライトマトを味見してみたところ、旨味が凝縮されていて、酸味が感じられて、とてもおいしかっただけに残念でなりませんが、こんな仕事をしてくれるお日様に感謝ですね。

水煮はさらに加工してケチャップに。

ミートソースやトマトソースにも惹かれましたが、ここは白崎茶会の代表レシピ「はちみつケチャップ」に加工。白崎裕子さん『秘密のストックレシピ』のナンバー01に載っている、かんたん・おいしいケチャップです。

はちみつケチャップ。これだけで舐めても、ものっすごいおいしい。

いつもはトマト缶で作っているのですが、今回はスペシャルなトマトで作った水煮を使用。大事なトマトケチャップ感 ぎっしり。むふふ。

レシピは「秘密のストックレシピ」より

パスタにからめて、「白みそ粉チーズ」と「タバ酢コ」絡めるやつ、作ってみたいです。


水煮にすると量が激減するトマト。

収穫したトマトを子どもたちと一緒にどう加工するか(食べるか)?

低学年:形がそのまま見える方がわかりやすいかなぁ…「ピザにのせて焼く」「カレーに入れる」「トマトジュースにする」「ドライトマト」など。

高学年:調理実習で火の扱いも学習するので、手を加えて加工する術を知るのもいいかなぁ…「水煮」「ケチャップ」「トマトソース」など。

採れたてを生のままいただくことに加えて、加工する(手を加える)と、風味が変化したり、保存がが効いたり、より旨味が引き出せたり。そんな食材の楽しみ方も一緒に体験できるといいなぁと思います。

樋口 明日香

パンの授業(現在お休み中/再開時期は未定)

再開の際にはこちらのブログでご案内いたします。

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