2017-11-16
心和庵 中里博彦さん・博恒さんの器。
器を選ぶ
素敵な器のお話。
心和庵さんの器との出会いは2016年の3月。
横浜高島屋にて開催されていた展示会でした。
その少し前に博彦さんのInstagramに投稿される素敵な絵付けに惹かれ、フォローさせていただいたのが器を知るきっかけでした。SNSで拝見する素敵な器の「ホンモノ」を一目見たいと、催事会場へと足を運びました。九州で製作されている器を目にする機会はなかなかないですから。横浜にいらっしゃるんだー!って嬉しくて、展示会の日を楽しみにしていました。
SNSって、知るきっかけを作ってくれる便利なツールです。
Instagramを始めていなかったら、おそらく、知ることも見ることもなかったでしょうから。
ホンモノ
実物は、想像以上に美しい。
魅入ってしまいました。
展示会に伺ったのは、3月31日。
ちょうど前職を退職した節目の日でした。
その時売り場にいらっしゃった博彦さんとお話をしながら、作品を見るだけで心と頭がいっぱいで、その場では持ち帰る器を決めきれずに、…悩むこと数日。徒歩圏内だったため、毎日展示会に通いました。笑
そして、決めたのがこちら。
持っていた赤い漆器のプレートに合わせることを意識して、小皿を選びました。
赤い漆器に合う小皿
寿司三郎(お寿司の素・「にっぽんの麺と太陽のごはん」白崎裕子さん著より)でつくるちらし寿司も、より華やかに見えます。
ブラウニーを置いた器は牡丹の柄。白崎茶会ステップアップクラスで牡丹組だったこともあり、縁を感じた柄でした。(ブラウニーで牡丹を隠しちゃってゴメンなさい。)
蝶々の躍動感。
ごはんを食べる時にうっとりしちゃう、どんぶり碗。
地味な納豆丼がいつもの数倍美味しくいただけます。
かんたんたくあん(「秘密のストックレシピ」より)も、嬉しそう。
どんぶりの側面はこんな感じ。
蝶々さんが器から離れて飛び出していくんじゃないかしら…なんて思うほどに躍動感ある素敵な絵つけ。
和菓子に合う上品さ。
ただの苺大福がこんなに上品に見えるとは!
器の力、すごいですね。
おやつにぴったりの愛らしさ。
さらには焼き菓子も。
絞り出しも、くるくるではなく、くねくねにすると、いつもと違った印象。
台湾風のお菓子がやたらとしっくりくるのです。
出会いに感謝。
絵付けのされた器は、これまで使ったことがなかったのですが、こうして使ってみると、これまでとは全く別の雰囲気が出来上がります。
何より、中里さんご兄弟が心を込めて製作されている、という姿をイメージしながら使う器のありがたさ。
作り手さんとの素敵な出会いに感謝します。
現在開催中の大阪での展示会には足を運べませんが、器を眺めながら徳島から応援しています。
un 樋口 明日香
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