鮭とくるみの混ぜ寿司
子どもの頃は、いとこたち5人とその親たち含めて親戚12名で毎晩にぎやかな食卓を囲んでいました。今思えば、毎日狭いテーブルに身を寄せ合って食べていたあの頃の食卓風景は、わたしの原風景なのかもしれない。
まさこちゃん。
まさこちゃんは、遊びに来るときに、いつも手作りのおやつやデザートを作って持って来てくれていました。子ども心に「まさこちゃんが来る」っていう日は、「今日はなんのおやつだろう…」と期待に胸を膨らませていたのを思い出します。
なかでも、まさこちゃんの手作りマフィンはわたしの大好物。
思えば、あのころまさこちゃんが作ってくれていた「手作りおやつ」から、わたしの「手作り好き」は始まっているのかもしれないなぁ〜。
この「鮭とくるみの混ぜ寿司」レシピは、その「まさこちゃん」が作って届けてくれていた「おいしいお寿司」が出発点。何度か持って来てくれたときに、食卓でかなり好評でリクエストが多かったので、まさこちゃんに教わって「我が家流」になりました。今ではすっかり「母の味」になっているからおもしろい。
紫蘇が出回る季節になると食べたくなる、我が家の味です。
材料(6~8人分)
ー酢飯の部ー
米:3合
白梅酢(米酢や寿司酢等お好みの配合でOK):大さじ3〜適量
ー具の部ー
鮭(焼いてほぐす):2切れ
くるみ:200g(量はお好みで)
炒り卵:卵3個分(量はお好みで)
きゅうり:2本
炒りごま:適量
青紫蘇:適量
作りかた
①炊いたごはんに梅酢を回しかけてしゃもじで混ぜ、即席酢飯を作る。
②炒り卵をつくる。
③洗ったきゅうりを板ずりし、薄くスライスしておく。
④ほどよいあたたかさになるまで酢飯が冷めてきたら、ほぐした鮭、炒り卵、炒りごま、くるみを①に混ぜる。
③食べる直前にきゅうりと青紫蘇を混ぜて完成。
メモ
*きゅうりと青紫蘇は変色するので、食べる都度混ぜた方が色味をキープできます。
*くるみは事前に160℃のオーブンで(トースターでも)10分くらいローストするとおいしいです。
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青紫蘇やきゅうりがよく出回るこの時期、こんな爽やかなお寿司はいかがでしょう〜。
お持たせとか、たくさんの人が来る持ち寄りパーティーなんかにも重宝するごはんです。梅雨時期、お寿司は傷みにくい利点もありますしね。
ぜひぜひお試しください〜
un 樋口 明日香