toggle
2017-03-16

おばあちゃんのような、ブール

自分が自分のために焼くとしたら、「地粉のブール」なのですが、なかなか思うように焼けないのも、地粉のブール。

両思いになるのって、難しいです。

粉の種類、水分量、こうぼの量、発酵のタイミング…などなど、だいたいの目安があってそれに寄せて作るのが常。

今回は、そのリズムがどうもいつもと合わず、

水分量:少なめ(成形のしやすさを優先しました)

酵母の量:すぐに焼けないことを見込んで少なめ

発酵時間:一次発酵は、なんと…まさかの1週間。
二次発酵は、これもまさかの4時間。。。

この時点で、もう、美味しいブールになることを期待していないし、面白い結果見たさに焼くようなものです。

でも、拗ねてる私に神様は味方してくれるんだなーと思う時は、これが今までになく美味しく焼けた瞬間。

P1040255

びっくりしました。

まさかの、おいしいブール。

P1040258

気泡が粗めで、生地も若干固め。

アルコール臭が漂うことなく、酸味も感じることなく、
粉と熟成の風味がじわっと広がります。
人間でいうと、おばあちゃん、でしょうか。笑
年取っても「おいしい」人になりたいなー。
酵母のように、周りの環境を味方につけて、うまく発酵していく人生。

パン先生の先輩とやりとりしていて、やはり生地の温度や発酵中の冷蔵庫の温度が幸いしたのだろう、という結論。

樋口 明日香

パンの授業(現在お休み中/再開時期は未定)

再開の際にはこちらのブログでご案内いたします。

関連記事

コメント2件