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2020-11-27

「地粉パン」を家で焼く

「食べたいものを自分で作れる」っていう楽しさやおもしろさ(や学び)は、一度手に入れると一生モノ。さらに、それを人と分かち合える喜びは、どこまでも広がる。「パン教室」の場がどうあれば、自分も、来てくださる方も心地よくいられるのか。答えが出せないまま「(いろいろ)伝えなきゃ」ということに縛られ過ぎて方向を見失い、ここ2年ほどは活動休止状態になっていた。


▶︎「unのこと

再開することはもうないかもな…と思っていた矢先、一通のお問い合わせメールが届いた。

「この方にレッスンしなければ、他の誰にもレッスンできない」

と思えるほどに気持ちがぐぐっと上がる不思議さ(感謝)。

メールの向こうにいる(お会いしたことのない)方とやり取りしながらメニューを決めていくうち、「何を伝えるか」ってことよりも、「何を伝えないか」を考えるようになった。来てくれる方に届く言葉をその場で考えよう、と。伝える「セリフ」を準備するのではなく、「気持ち」を準備する、とでも言おうか。

レッスンの際、試食で使う野菜は自分の手で収穫した(育てたのは同僚)。

「つなぐ農園」の赤からし菜、赤水菜、わさび菜
「つなぐ農園」の畑より、間引き人参たち

野菜はルッコラとあわせてフレッシュサラダにし「秘密のストックレシピ」掲載の “人参ドレッシング” で試食していただいた。それに「にっぽんのパンと畑のスープ」掲載の “根菜のトマトスープ” を徳島産の蓮根と白菜をたっぷりで。

生地づくりは、初心者の方でもチャレンジしやすい「かんたんパンレシピ」のポリ袋製法。粉は九州産の地粉、地粉全粒粉を使用。いつか、神山の高校生が育てた小麦でこのパン教室を開催するのが、ささやかながら大きな夢。

プクプクと発酵している生地の様子をみるのも自分でつくるからこその楽しみ。

さて。

じゃーーーんっ!

ふわっふわな焼き上がり!
こちらもふっくらおいしく焼けた!

シンプルながら「発酵」というプロセスを含んだどうにもコントロールし難い「パンづくり」の作業は、ずっと緊張が続く(一回きりのレッスンであればなおさら)。

レッスンをやる!と決めた日から当日まで、昔のメモを見返し、「基本」を再確認し、「やってみる」ことで、からだと知識が合ってきた。そのプロセスもまた、わたし自身や周囲のものごとが反映されて、一つとして同じようにならないことが、なぜだかとても心地よかった。その「ゆらぎ」を楽しめばいいんだ、と。「基本」さえブレなければあとはとことん自由!

再開のきっかけをくれた一通のメールに感謝!

そして、「つくる」ことの楽しさを共有できた参加者の皆さんに感謝を。

パンの授業(現在お休み中/再開時期は未定)

再開の際にはこちらのブログでご案内いたします。

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