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2018-01-09

【パンの授業レポート】地粉の花巻と蒸篭の湯気であたたまりましょう

3ヶ月ぶりの「パンの授業」は花巻(中華蒸しパン)の会でした。

近くは車で10分の場所から、遠くは神戸からのご参加。ほんとうに、ありがたいです。

今回のパンの授業から、始まりを午後にし、活動時間を短くしました。パンの成形や生地作りに集中していただきたい、ということと、時間を短くすることで参加しやすくなる方がいるのではないか、と思ってのこと。「やってみなければわからない」「まずはやってみる」を合言葉に「教室(パンの授業)のあり方」も探っていきたいです。

今回は祝日開催とあって、普段は参加できなかったという方にも参加していただけました。これはわたしにとっても嬉しいこと。興味を持っていただける方がいる限り、曜日や時間帯も工夫しながらなるべく多くの皆さまと時間を共有していきたいと考えています。

さて、久しぶりのパンの授業。当日の様子をレポートしたいと思います。

最初に成形から

「発酵」の時間を確保する必要があるため、教室では最初に成形から始めます。生地は前の日にわたしが仕込んでおいたもの。

・黒ごま

・ココナッツシュガー&シナモン

2種類の花巻を作ることにしました。

薄く長方形に広げた生地にココナッツシュガー&シナモンを巻き込んでいるところ。
黒ごま生地担当と、ココナッツシュガー生地担当と分担してみんなで成形しました。
「本当に初めてですか?」となんども聞いてしまいました。上手に巻けています!
ココナッツシュガー&シナモン
たっぷり黒ごま。

きれいにくるくるできたので(想像以上!)、あとは蒸すだけ。鍋に湯をはり、二次発酵させます。

地粉の生地づくり

花巻を発酵させているあいだに、生地づくりを行います。生地づくりの合間に、地粉をはじめとする材料説明、使用食材の選び方についてもお話ししました。

ポリ袋の中に入った「地粉」と「ゆうきぱんこうぼ」を振りまくっている場面。
振ったり、揉んだり、聞けば簡単ですが、真剣にやりすぎるとかなり疲れる作業です(力を抜いてやりましょう)。
完成した地粉生地。いい感じにできています。

40分くらいおいておくと早くも膨らんできました。

この生地がそれぞれのご自宅でどのように変身するのか楽しみです(ワクワク)。

発酵後の花巻

さてさて。生地づくりのあいだ鍋の上で蒸気にふれさせていた花巻、40分くらいするとふっくらしてきました。

ココナッツシュガーが溶け出して美味しそう。。
つやつやして美味しそう。

発酵前と比べてみましょう〜。

発酵前。
発酵後。

一回り大きくなっているのがわかりますか。ここから15分蒸したらいよいよ完成!

試食

ムチムチ、おいしそうに蒸し上がりました〜!

湯気がもくもく。ガラスも真っ白に曇るほどに蒸気が充満し、部屋もあたたまりました。

試食のお供は「りんごの杏仁豆腐」です。
りんごの杏仁豆腐。オーガニックアーモンドエキストラクトと豆乳、寒天で作るデザート。今の時期はりんごがとてもよく合います♡『かんたんデザート』より。

参加された方の感想

・地粉の扱い方を知ることができてよかったです。

・初めてのパン教室、楽しかったです。

・「夢のパン教室」参加できてよかったです。「身体は食べたもので作られている」ので、体にいいものをもっと知りたいと思いました。

・「夢のパン教室」来てよかったです。家でも麹を使った料理をしていて家族にも興味が広がっているところ。母にも今日のことを伝えて一緒にできればと思いました。

あっという間の2時間半。パンに集中して取り組めるようなプランで進めたため、わたし自身はよりじっくりと説明したり作業の確認をしたりできました。

パンづくりに興味を持ってくださり親子で参加してくださった方、日頃から子どもたちと関わって「食育」に取り組んでいらっしゃる方、忙しく働きながら発酵料理を手作りされている方など、背景は様々でも「白崎茶会」「パンづくり」「食」という共通の興味や関心があって集まって来られた方々が集った今回の会。ほんとうに、縁を感じます。

わたし自身もとても勉強になりましたし、みなさんの感想を聞きながら力が湧いてくるのを今も感じています。

ご参加くださったみなさま、どうもありがとうございました。どうか持ち帰り生地の「その後」をご自宅でも楽しんでくださいね。

「食」に関心を持つ人の輪がこうしてどんどん広がりますように。

「食品を選ぶ目」を大切にする人の思いがつながっていきますように。

un 樋口 明日香

レッスンでつくったパンは「白崎茶会のかんたんパンレシピ」に掲載されています!

パンの授業(現在お休み中/再開時期は未定)

再開の際にはこちらのブログでご案内いたします。

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