2020-06-06
「まかなう」ということ。
「スーパーの棚に、小麦粉がない」と聞いた。「一気に家で料理する人が増えたからかな」なんて声も聞いたけれど、それだけじゃない。
新型コロナウイルスの影響を受け、農産物の輸出を制限した国がいくつもある。
自国の食糧安全保障を考えると当然の流れだと思う。
日本の食料自給率をご存知だろうか?
平成30年度の食料自給率は、カロリーベースで37%、生産額ベースで66%
日本の食料自給率(農林水産省ホームページ)https://www.maff.go.jp/j/zyukyu/zikyu_ritu/012.html
品目別自給率等 (平成30年度)を見ると、
- 小麦:12%
- 米 :97%
- 芋類:73%
- 大豆:6%
- 野菜:77%
- 肉類:51%
- 鶏卵:96%
- 魚介類:59%
- 海藻類:68%
海外からの輸入がストップしてしまったら、わたしたちの食卓はどうなるのだろうか?
と、考えてしまう。
わたしが暮らす徳島には産直があちらこちらにあり、安く新鮮な農産物が手に入りやすい。隣近所や親戚、友人から野菜が届くこともしばしば。とてもありがたい環境だ。
自分が食べる分の食料を自分で「まかなう」力をつけたい。それは「安心」にもつながっている気がする。たとえ自分で作れなくても(できなくても)、いざという時に助け合える「関係性」を築いていくことの大切さもいっそう感じる今日この頃。
ポタージュの中身は、玉ねぎ(おば)、人参(ちえさん)、じゃがいも(高校生が育てたもの)、ミント(庭)。
人の顔が浮かぶ食べものを自分で調理して食べることは、家庭でできる「まかない」。
庭にミントしかなかったことが悔やまれて、料理のアクセントになるようなハーブの苗を調達。
買わずに自分で育てる。買わずに自分でつくる。知っている人から買う。近くのお店で買う。どこまでの範囲で食材を「まかなう」ことができるんだろうかね。
豆乳のポタージュはこちらの動画に触発されて。
樋口 明日香
関連記事