シシリアンルージュのオイル漬け
同僚の農園ではトマトがお目見え。品種はシシリアンルージュ。一般的なミニトマトより細長くてやや大きめなのが特徴です。シシリアンルージュを使ってオイル漬けを作ってみることにしました。
シシリアンルージュ
ピンク系大玉トマトに比べて機能性成分リコピンが約8倍、旨み成分グルタミン酸が約3倍も多く含まれている(女子栄養大学調べ)
もちろん生で食べてもよく、生・調理共に使い勝手のよいトマト。塩やガーリックとの相性は抜群なんだそう。
トマトのカットのコツ
これまで適当に切っていたトマトだけど、白崎茶会でこれの作り方のデモを見せてもらった時から、「1粒1粒丁寧に」カットするようになりました。
・水分を飛ばしたい時 → 種が見えるようにカットする。
・水分を出したくない時 → 種が見えないようにカットする。
それぞれカットの方法をかえます。今回は水分を飛ばしてセミドライの状態にしたいので、種が見えるようにカットします。反対に、お弁当に入れる時など水分を出したくない時には、種が見えないようにカットします。
セミドライ状態はオーブンで
本当は天日干しとかできればいいのですが、朝から晩まで不在だし、第一、梅雨時期で晴れ間が見られない。
オーブンの低温乾燥焼きで仕上げていきます。一度焼いて、冷まして、再び焼く、という方法だと、オーブンを使う時間も少なくて済む。
*余談:白崎茶会流の【玉ねぎ炒めストック】とか、超がつく省エネ調理です→詳細は白崎裕子さん著「にっぽんのパンと畑のスープ」へ
作業を始めたのが夜中だったため、2日に渡って作業を分割し、完成までこぎつけました。
働きながら日々のストックも手作りするなんて、本当に、大変。手作りするより買うのを選びたくなる気持ちは、私も同じです。それでも手をかけて作るのは、知っている人が育てたおいしいミニトマトを最後までおいしく食べたいから、に尽きるのかもしれません。
仕上げのオイルはオルチョ
茶会の友人らがこぞってオススメしてくれたオリーブオイルが、オルチョ。同僚からも勧められて、これは食べてみなきゃ!と取り寄せました。
今回は、このオリーブオイル・オルチョと、菜種油(外国産ですが圧搾一番搾り)。唐辛子は香川県産。ローリエは手元になかったので後入れ。一緒に入れたのは小粒にんにく(つなぐ農園)。このにんにく、フレッシュだからか相当エキスが強くて、にんにく剥いた手で思わず目をこすった時には、しばらく痛さに悶えるほどでした(皆さんはそうならないようにお気をつけください)。
保存容器(WECK)
完成です。
今回はWECKの瓶(500ml・チューリップ型)2個にちょうどおさまりました。
WECKの瓶は、この大きさ以外にもいくつか揃えて用途別に愛用しています。(ex. 塩入れ、炒め玉ねぎ、ジンジャーカレールウ、昆布水、白みそ粉チーズ…などなど)
白みそ粉チーズ(乳製品不使用)の保存容器として使用。(Tulip Shape 200ml)
WICKのおすすめポイントは
・ガラスだから煮沸できる点
・透明で外からも見える点
でしょうか。プラスチックの蓋と合わせて併用すれば、さらに便利です。
徳島市だと、沖浜の「PLAZA ALEX」さんで種類もたくさんお取り扱いがありますよ〜
これに合うパン
ブールを焼かねば、です。
セミドライトマト × 地粉のブール、最強の組み合わせ。まずは冷凍庫にストックしているブールで楽しもうかな。
パンで楽しむほかにも、茹でたパスタにからめたり、ホクホクのジャガイモに添えたり、パエリアやリゾットのトッピングにしたり、オリーブと合わせてワインの友にしたり…パン以外にも楽しみ方がたくさん。
1kg分、いろいろな料理で楽しめそうです。
こちらのセミドライトマトのオイル漬けのレシピは 白崎裕子さん著『にっぽんのパンと畑のスープ』に掲載されています。
樋口 明日香