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2018-12-13

手のひらの“めし碗”

ごはんをよそう器のことを「めし碗」と呼んだこと、これまでなかった気がする。…呼ぶ時は「お茶碗」だっただろうか。

茶碗(ちゃわん)とは、元来は茶の湯において用いられる茶を入れて飲むための碗[1]を指す語である(中國語:茶碗、茶盞、茶圓)。ただし、近年では広く陶磁器製の碗を指して用いられる[1]

現代の日本において「お茶碗」と言った場合には飯茶碗を指すことが多い。ただし、ご飯をよそうための椀は、特に ご飯茶碗(ごはんちゃわん・ごはんぢゃわん) あるいは飯碗(めしわん)と呼び区別することがある。(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)

今回は、縁あって「めし碗」のお話を。

鎌倉にある「うつわ祥見」を主宰する祥見知生さんのお話会を自社で開催すると聞き、先月鎌倉を訪れた際、うつわ祥見「onari NEAR」に伺った(2回目)。あいにくご本人はいらっしゃらなかったが、棚に並べられていたご著書の「言葉」が目に、心に、飛び込んできて連れ帰った。

それが、この2冊。

祥見知生さんのご著書

なるほどー、なるほどーとメモしながら読み進め、自分が「ビビっ」と思った点をお話会で伺ってみたいと思った。

さて。

お話会当日は、やはりうつわに対する「愛」がビシバシ伝わってきた。

その中の一つ。めし碗の選び方。

めし碗を、自分の両手のひらで包んでみる

ということ。

包んで、持ってみて、これ!と思ったものを選ぶということ。

お話会の翌日訪れた境さんの工房で、その「両手で包んでこれ!」と思っためし碗を連れ帰った。こちら。

境知子さんのめし碗

この写真だと大きさが分かりにくいけれど、意外と小さい。

祥見さんとお話ししていたとき、「食べる量も、手のひらにおさまる量がちょうどいいのよ」とおっしゃっていた。

これまでわたしが使っていた「ごはん茶碗」は、これよりふた回りくらい大きなサイズ。

なるほどなー。

食べ過ぎだったんだよなー。

そんなことを痛感したのでした。

これからは、この小ぶりなめし碗に、ちょうどいい量のごはんを食べたいと思いました。ほんとうに。

でもね。

日々のごはんがおいしすぎて…

お代わりがとまらない。

小ぶりなめし碗だと、お代わりの回数も増えるのですよね、、、これはほんとうに困った問題。

友人らが棚田で手間暇かけて育てたお米「エタノホ」もこれにて終了。

暦の上では食欲の「秋」も終わったはず。

胃も「小ぶり」に切り替えていきたいところです。

un 樋口 明日香

パンの授業(現在お休み中/再開時期は未定)

再開の際にはこちらのブログでご案内いたします。

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