りんごの杏仁豆腐を「丁寧に」作ってみた。
新年の誓いも早々にギブアップしそうな毎日です…。
休みのうちに作りたかった「ベジ肉まん」も断念し、ひたすら自分の抱えている宿題と向き合う日々。そんな時間の中で「ちゅるん」としたものが食べたくなったので「かんたんデザート」から「りんごの杏仁豆腐」を作ってみました。
放置されて柔らかくなってきたりんごの復活作戦でもあります。
材料は、水、寒天、りんご、豆乳、レモン汁、アガベシロップ(はちみつ)、アーモンドエクストラクトクト。アーモンドエクストラクトがあれば、杏仁霜(きょうにんそう)を使わずとも、簡単に「杏仁豆腐」が作れます。
いつも購入しているのは徳島市内の「本物屋」さん。(下記の画像はamazonに飛びます)
より丁寧に作ってみよう
レシピ通りに作っていても、ちょっとしたポイントで出来栄えが違ってきます。例えば、寒天をバットに入れたあと小さな泡をとる作業。これ、いつもなら「ま、いっか」って省略するところなのですが、新年だから、やってみました(新年はなぜか丁寧になるw)。
冬なので、常温にしばらく置いておくだけでもしっかりと固まりましたよー。
これに斜めのカットをし、別に作っておいたシロップ(冷めたもの)を流し入れます。
シロップと絡めながら豆腐(寒天)を崩していくのは、緊張の瞬間。(カットうまくできてるかしら〜)
わりと均等に、そして細やかな「ひし形」がたくさんできていて嬉しい限り。最後に「クコの実」を加えて一気に異国の屋台スイーツの雰囲気に!
寒天を傷つけないように、陶器のレンゲですくいました。
「クコの実」は別の容器にシロップを少し入れてふやかしておくとふっくらと戻りますがわたしはドライのまま入れちゃう派(ここは丁寧さ無視w)。
これ、色移りするので食べる直前に入れることをおすすめします!
藍住町の「マザーナチュレ」さんで購入したオーサワのクコの実が一粒一粒しっかりとしていて手につかずおいしかったのでご紹介。(下記はamazonへのリンクになってます)
盛り付け、大事よ。
杏仁豆腐はガラスの器とレンゲで食べたくて。それ風に盛り付けました。
やっぱりおいしいものって分かち合いたいですよね。
実家食堂で「手づくり焼売」作ってる最中だったので、蒸篭(せいろ・蒸し器)と、この杏仁豆腐、持って行きました!
上の写真は過去のブログより。りんごなしでも、りんごの代わりに桃を入れても、どちらもおいしいですよ。
お持たせに持っていく場合は、上の写真のように
シロップ→密封できる瓶に入れて。
寒天→バットでそのまま。
着いた先で寒天に切り込みを入れてシロップと和えるとおいしさキープしたまま食べてもらえます◎
ぜひ。
このレシピ量で杏仁豆腐を作った時に使ったバットは野田琺瑯の18取というサイズ。参考までに。> サイズ:約26.6×21.2×3.8cm
パン教室、どうしよう?
さてさて。
年末から「積ん読」を「既読」へチェンジするミッションを自分に課していたのですが、思った以上に読むスピードが遅すぎて、なかなか「既読」本が増えていきません。その中でちょっとヒントになるな、と思ったところをここでも紹介させてもらいますね。
「全体性がある方が間違いなく生き生きとする。」(西村佳哲さん著「なんのための仕事?」より)という言葉に触れて、ちょっとドキッとしたのです。「全体性」って?
西村さんは本文の中で
「お味噌を自分で仕込んでみた」
「クリーニングに出さずに自分でアイロンをかけた」
「電車に乗らずに何駅か歩いて帰ってきた」
…などを例に挙げ、そういうのをやっている人の状態を
「なにかこう、膨らんで見える。」
「どこか嬉しそう。」
としています。
わたしがこれまでパン教室を開いてきたのは「それぞれの家で地粉パンを作れる人」が増えていくといいなぁという思いがあったから。「自分の手でつくる」ことを通して、日々の食卓や食事の時間がより豊かになっていく、そんなきっかけづくりの場、とでも言えようか。
でも、そんな場をつくることを手放してもいいのかもな、という心境になっている。
整えて待っている場じゃなくて、より「相互」に関われるような教室の在り方はないのかなぁと模索しているところです。結論が出るかもしれないし、出ないかもしれない。やっぱりこれまでと同じでやっていこう!ってなるかもしれない。そんな「現在地」です。
「積ん読」から「既読」の旅はまだまだ途中です。
みなさんまた!
地粉パン教室un(アン) 樋口 明日香