すだちとパン
すだちの季節も終わりを迎えつつあります。
徳島県人以外の方で「すだち」を楽しんだ方はどのくらいいらっしゃるのでしょうか。
すだちファンでもなく、食卓にすだちがあったとしても使わない徳島県人(わたし)ですが、せっかくすだち県人なんだから、そしてパン先生なんだから、と
「パンにすだちをかける」なんてことをしてみました。
きっかけは、パンの授業。
無農薬すだちを大量に差し入れて下さった参加者のおかげで(感謝感激!!)、使い放題、かけ放題。
「これ、すだちかけたら美味しいかも」という別の参加者の一言で、一応パンの教室なのですが、テーブルはすだちパーティー!
きのこスープに、すだち。
キャベツに、すだち。
コロッケに、すだち。
杏仁豆腐には…入れてません。
美味しそうに食べている参加者の姿を見て、私も無性に食べたくなったのが「すだち生活」のはじまり。
焼きたてフォカッチャ(オリーブオイル&海塩)に、すだちをギュギュッと。
ぬか漬けに、ギュギュッと。
ごはんに、ギュギュッと。
味噌汁に、ギュギュッと。
大粒のすだちなので、果汁がいっぱい出る → 絞っても絞っても、まだ出る → 他のものにもかけるという すだちスパイラル にはまっています。
はぁー、なんて贅沢。
皮を使ってスイーツやデザートなんかも作ってみたいなぁ。シーズンごとの旬の収穫物で美味しく調理できるの、いいですよね。「この時期」しか作れないから、大事にいただく。「また来年」まで楽しみに待つ。その繰り返しであっという間に一年が経っているように思います。
そして、年々、そのスピードは速くなってくるのです。。。
ところ違えば。
神奈川に住んでいた頃、スーパーで2個100円の値札を貼られて上品に並んだすだちを見たときは、かなり衝撃を受けました。こんなに(徳島では)メジャーなすだちも、関東で生まれ育った同僚や友人たちは知らないのが普通。知っていても「高級品だから買わない」という感じ。
こんな贅沢な使い方ができるのは、徳島県人の特権。