ヤギさん。
先日、高校生たちを引率してまちを歩き、ヤギに会ってきました。
ヤギの乳
以前、友人がプリンにしてくれて美味しくいただいたなぁ~
と思い出しながら興味津々で尋ねてみると、
ヤギの乳、分けてくれました(感謝)
高校に帰ったあと、みんなで一口ずつお味見しました。
そのままのヤギの乳をいただくのは、初めて。
おいしい。
飲みやすく、後味がさっぱり。
人間の母乳の成分と近いそうで、牛乳アレルギーのかたも飲めるとか。
ヤギに触れる
生徒が触っている時に、ちょうどう◯ちタイムに突入。コロコロとした糞がポツポツと落ちてきたのですが、近づいて見てみると草っぽいものでできている。
触っても手が汚れず、糞なのになんだかきれい。
眺めていると
「ヤギの糞はそのまま畑にまくと肥料になる」
と教えてくれました。
そして餌の話に。
ヤギさん、ヒウジという雑草(農家の天敵らしい)を好んでよく食べるそう。
「ヒウジ?」
「農家さんに聞くとわかるよ」
と言われたけれど、わたしはもちろん初耳の草名。今度、ヒウジを持ってヤギに会いに行こう!と思いました。
家畜と農業
実家でこの話をしていると、父や母の小さい頃やそのまた昔、家で鶏やうさぎ、ヤギを飼っていたという話になりました(これまであまりちゃんと聞いたことはなかった)。
前の川で鶏を絞めていた(母)とか
うさぎをペットにして飼っていたから食用にはさせなかった(父)とか
ヤギの乳は好きではなかった(母)とか
生活のとなりに生き物がいたという話。
「食べる」ことを考えるとき、人は動物とは切っても切れない関係。
「育てる」ことを考えるとき、動物と畑はとてもいい関係になる。先の話にあったように、動物の糞は肥料になり、畑に生えてくる余分な草は動物が食べてくれるから。
動物が大の苦手であるわたしには「飼う」なんてことはハードル高すぎて難しいけれど、自然のサイクルがそうして回っていることを知ると、考え方がちょっと変わるのを感じる。
好き嫌いとかを超えたもっともっと広いところで、自然は「調和」してるんだなーと。
まちを歩くと
色んな人や場所に出会う。
こうしたワクワクできる場所がたくさんあって、行く先々で「いつでも来てね」と言ってくれる人たちがいて、高校生たちがとてもらやましい。
ご協力いただいた皆様に感謝して、わたしもそんなチャンスがあったら今度は高校生を迎える側になりたいものだ、と思いました。
un 樋口 明日香