おこわ×白菜漬け
白崎茶会で教わった日本人らしい食卓風景の数々。
知れば知るほど、これまで祖先が築き上げてきた食文化に、感謝と尊敬の念を抱かずにはいられない。
今の時期なら、おこわ×白菜漬け。
おこわ=お強(こわ)からきているそう。そんな話も白崎茶会に参加するたび耳にして、ほほー、はぁ〜、へぇー!と勉強になります。改めてレシピを見返す時、そこに書かれたメモを見て、そうだったそうだった、と記憶の底に眠っていた情報をインプットする。記憶力のいい人にはなれないけれど、だからこそ毎回新鮮な調理の時間。
ほんとうは赤飯名人の祖母から直接教わりたかったけれど(祖母のつくる赤飯は、ほっぺた落ちる美味しさでした)、白崎茶会で教わって、初めて自分で赤飯が作れた時、、うれしかったなー。
これで、おばあちゃんへの一歩が踏み出せた!って。
小豆は割れやすいからって「ささげ」がよく使われるけれど、小豆を使ってきれいな色が出るお赤飯の作り方を教わったら、もう、ほんと、無敵。お祝いじゃなくても食べたくなるごはん。
そして
おこわとセットでばくばく食べたい白菜漬け。
茶会で教わって以来「手がきれいな人(微生物が住んでいる手)しか成功しないハイレベルな漬物」って私の頭の中にはインプットされているので、自分が試される、やたら緊張する作業。
先日淡路島オーガニックマーケット(その時のblog)で自然栽培の白菜を手に入れたので、恐る恐る挑戦してみました。3年ぶりに。お日様をたっぷり浴びて、手に住む微生物の力をかりて…
有益なら発酵、腐れば腐敗なんて言いますが…見事に腐敗しました(・・・)。緊張が過ぎて微生物も死滅したのでしょうか、、、もともと微生物なんていなかったのでしょうか(汗)。塩の加減と白菜の鮮度も(マーケットからの道中と仕込みまでの時間)影響していると思います。
ショックだったので、再度挑戦した白菜漬け。
どうか、今回は微生物が働いてくれますよーに!と神頼み。。パンパン!!
どうやら神頼みが通じたみたい。(ほっ)
これで、 おこわ×白菜漬け のコンビが揃いました。
おばあちゃんになって、自分の手でおいしいおむすび握れる人になっていたい。その手でこねるパンも、きっと今よりおいしいはず。
自分ができるところから、少しずつ。
un 樋口 明日香