2020-07-10
目は口ほどにモノを言う。
「目は口ほどに物を言う」のかどうなのか。話しながらつい感極まって涙が…みたいな場面がたまにやってくる。
人生の中で印象的だった「思わず涙」のシーンが2つ。
1つ目は、大学受験の入試面接。面接官に「志望動機」を尋ねられ、小学校時代の出来事を話している最中に目頭が熱くなってきた。あっという間に目に水が溜まり、前方が波打った。
2つ目は、就職試験の面接。これまた、就職を希望するキッカケとなった出来事と意気込みを話している最中、不意に目に水が湧き出して前方が見えなくなった。
大学入試も就職試験も泣いてしまったが、熱く込み上げてくる思いを伝えられた満足感があった。これで試験に落ちていたとしても、まったく後悔はなかったと思う。
つい最近も不意にそんな瞬間がやってきた。普段は意識していない水面下の思いが溢れ出す瞬間。その時話していた内容は “これから” の仕事のことだったのだけど、あとで確信したよね。
「自分はその方向に進んでいこうとしている」と。
この数ヶ月は心境の変化が大きく、自分が置かれている環境に気持ちがついていけていないところもある。心は迷っていながらも、身体はやはり正直だ。
「目は口ほどに物を言う」
口走ったそのモノゴトに、これからわたしは熱中していくのだと思う。
樋口 明日香
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