頭の中から出してみる ①
今日は立春。
先月半ば(成人の日)に書き始めたこの記事、毎日のようにあーでもない、こーでもないと書いては消し、書いては消し…の繰り返し。書き始めてから3週間が経った。読み返すたびにメンテナンスしたい箇所が出てくるけれど、もうエンドレス。
えいやっ!と立春のタイミングで公開。
この7年間で、転職1回、引越し5回。
いろいろな人に出会って、いろんな場所に行って、自分だけでは得られない体験や経験を重ね、日々、「楽しい」は更新されている。
今、とても楽しい。
でも、この感覚もいつか「うんと昔」「あの頃は…」になっちゃう。
「いま」の実感を言葉にしたくて、「頭の中シリーズ」を書いていこうと思っている、今回はその①回目(パンもおやつもごはんも登場しません、悪しからず)。
「お守り」言葉
「樋口さんはさー、自分の『判断』で進んでいって大丈夫だよ」
この言葉は、今でもふとした瞬間に浮かんできてはわたしを助けてくれる。
社会人になって最初の3年間同じチームで仕事をしてきた先輩から言われた言葉。ずっと近くで仕事をしてきた先輩だったから、3年間やってきたことを認められたような気がして、じわぁーっとあたたかくなった。
かけてもらった言葉はたくさんあるけれど、こうして頭の中にずっと残っている言葉って、「お守り」みたいだと思う。
違和感をつかむ
新しい場面に遭遇したときや新しいコトを始める時、「ちょっと違う…」と感じることがたびたびある。違和感というと言い過ぎかもしれないけれど、自分のOKの範囲に入れられない「何か」がある時だ。そんな時、お守り言葉が浮かんでくる。
「自分の『判断』で進んでいって大丈夫だよ」
おさめどころがわからない「何か」に自分を合わせるのではなく、隣に置いたまま、毎日は進んでいく。「何か」は、はっきりとしたものから曖昧なもの、自分自身の根っこにかかわることから忘れるくらいちっぽけなものまで、様々。
本を読む、人と話す、歌を歌う、離れた土地へ出向く、料理をする、おいしいものを食べる、ドライブする、映画をみる…。
時間は必要だけれど、必ず “その時” はやってくる。
感覚を“見える化”する
わたしは、言葉にならない感覚の外郭をはっきりと捉えたいという衝動でいてもたっても居られなくなることが多い。そんな時、誰かと「対話」することで、自分の一端が見えることがある。自分と異なる考えをもつ人との対話を通して自分をニュートラルに保てることも、最近発見したことの一つ。人って、おもしろい。
気づいた時には、違和感を感じていた「何か」の存在が薄れ、自分のOKの範囲が少し広がっている。こうやって自分の考え方を少しずつ広げたり深めたりしていくのが心地よい。
2年前にやった性格診断テストでは「仲介者」だったのに、いま同じテストをやったら「冒険者」になっていた。
人々やアイデアとの繋がりに刺激を受けながら、色鮮やかで官能的な世界に住んでいて、こうした繋がりを再解釈しながら、自分自身や新しい視点を再発明したり実験したりして楽しみます。
こうした気質にもかかわらず、冒険家型の人達は間違いなく内向型で、人前から姿を消し、一人になってリフレッシュすることもあり、さらに友人たちを驚かせます。しかし、一人になったからといって、何もしないでいるわけではありません。こうした一人の時間に、自らを振り返り、自分の本質を評価しているのです。過去や未来にこだわるよりも、自分のありのままの姿について考えます。そして、その修道院から再び人前に戻った時、その姿は変化しているのです。
冒険家型の人達が覚えておくべきことは、なりたい自分になるために積極的に行動することです。
16Personalities性格診断テスト https://www.16personalities.com/ja
環境によって、人は変わる。
食べものによって、からだは変わる。
どんどん変わっていく自分自身をおもしろがっていきたい。
願わくば、美しい言葉や表情豊かな言葉をたくさん蓄えていけますよう。
ではまた。
パン先生un(アン) 樋口 明日香