菌ちゃん先生流の畑づくり、はじめました。
放っておいてもできることは、きっと自分の好きなことだと思う。
でも、たくさんあるTo Doリストの中から「緊急度も重要度も高いもの」からやっていくとしたら、さして重要度も緊急度も高くない「自分の好きなこと」はどんどん後回しになっていく。
少し前、ある方にお会いした時に「緊急度は低いけれども重要なこと」をやってみるといいんじゃないかなと言われた。その時は仕事の話をしていたのだけど、家のことも同じだな、と思ってようやく畑づくりに着手した。
これからやろうとしていること(畑づくり)はあまり得意ではないことだ。だから、知識もないし、気分もあまりのらないし(笑)、時間もかかる。とはいえ、仕事上やったほうが理解が進むだろうなと思ったのでやってみることにした。
菌ちゃん先生こと吉田俊道さんの推奨する土づくりをやってみることにした。菌ちゃん先生のことはこちらのブログを読んでいただきたい。10月に神山町に来ていただく機会を得、実際にお話を伺い、近くで実践している友人がいることでハードルはうんと低くなったのも、いいタイミングだった。
庭の隅っこに落ち葉や麦わらがあったので、土と交互に重ねて畑っぽいスペースをつくった。古米が玄米のまま余っていたものを精米し、糠を畑に混ぜた。あとは友人が作っている竹炭も混ぜた。この竹炭は菌ちゃん先生も推奨しているもの。
「知る」っておもしろい。
竹炭は、これが畑のためだけにとどまらないところがいい。鬱蒼と茂る竹林があるとしたら、適度に竹を切ることで山が健康に保たれるというメリットも生まれる。
畑には竹炭、落ち葉、草を入れた(乗せた)。「草取りが楽しくなる」といった友人の言葉を聞いて本当にそうだなと思う。ただの苦でしかない「草取り」を、畑の栄養になるという目的でやったとしたら、充実度が変わってくる。それに時間を使うことが楽しくなる。
畑をつくる、というどちらかというと苦手な作業がちょっとワクワクしてきたのは、落ち葉や竹、草など身近にあるものがちゃんとその役割を担いつつ「土づくり」に貢献するその姿を目の当たりにしたから。自然の循環を肌で感じられるから。
こんな土づくり、畑づくりなら子どもたちと一緒にやるのは楽しいに違いない。いつか小学校でもこんな楽しい畑づくりや土づくりをやれるといいなと思う。
まずはわたしの畑から。
un 樋口 明日香