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2018-02-21

ドキュメンタリー映画「いただきます」を観ました。

今日は映画をみて思ったこと。

以前「はなちゃんのみそ汁」のストーリーをどこかで聞いたことがありました。はなちゃんのお母さんが、まだ小さなはなちゃんに「みそ汁の作り方」を伝える、というものでした。はなちゃんのお母さんは33歳の若さで亡くなりましたが、お母さんから受け継いだ「みそ汁の味」は今もなお、はなちゃんの家の食卓で生き続けています。

先日みたドキュメンタリー映画「いただきます」は、そのはなちゃんが通ったことでも知られる福岡県の高取保育園が舞台。

玄米菜食、自分で食べる味噌は自分たちで作る、そんな食育の取り組みを中心に、子どもたちが生き生きと活動している場所です。

▶︎参考:映画「いただきます〜みそを つくる こどもたち〜

ドキュメンタリーに登場する西園長の言葉や実践から、いくつか心に残ったことをこの場でまとめてみます。

自分でつくったものは、おいしい。

高取保育園では、5歳児がみんなが食べる分の味噌を作ります。卒園する時には「みそ伝達式」が行われ、5歳児から4歳児へみそづくりのコツが伝達されます。5歳児は卒園しますが、残った子どもたち(下級生)は、給食でその味噌を使ったみそ汁を食べます。

保育所で当たり前のように味噌づくりを経験して大きくなる子どもたち、この経験がとても羨ましい。

ブログで感想をまとめようとしていて気づいたことが一つ。

この映画を通して感じた自分の思いを書くことはできるのですが、そんな言葉の羅列が浅く感じられる。それほど、映画の中の子どもたちの表情は生き生きとしていて、尊いということ。

「楽しい」「心地よさ」「気持ちいい」と思うことを実践の中で身につけさせたい。

高取保育園では子どもたちに対して「こうしなさい」という言葉を使わないそう。大人がその姿勢でいられるのは、「子どもたちは自分から心地よい方へ、気持ちいいことを、楽しい方へと進んで行く」ということを知っているからでしょうか。

実際に「待つ」って、とても忍耐がいることなんじゃないかな。

と、かつて小学校教員時代、時間を意識して子どもたちとコントロールしようとしていた自分と重ね合わせてしまいます。

子どもを信じる。

そんな姿勢を見ながら、わたしもそうでありたい、と強く思いました。これは、対子どもに限ったことではなくて、誰に対してもできる向き合い方。

そういう姿勢で向き合いたい、と思うのです。

自分たちの責任を「食」から得られる。

味噌をつくるということは、責任を持って行うしごと。「食」を整え、健康を保つ、という生きる上での責任を、子どもの頃から「つくる」ことを通して学んでいるのが高取保育園の子どもたち。それをちゃんと下級生に伝えていくことも、責任。

「食育基本法」という法律ができ、教育関係者を中心に、企業や社会全体で「食育」ブームが沸き起こっています。

正しい知識を得ることは大事です。見極める力も必要です。

そして、私たち大人は、周りにいる子どもたちに対してそれを伝えていく「責任」があると思っています。

自分が心地よいと思う食事、おいしいと感じられる舌が身につけられる経験(環境)を整えること。

コンビニエンス時代にあって、手作りすることへの変換は、もしかしたら大きな壁があるかもしれません。でも、やってみないと次はありません。できることを、少しずつ。

「いい」「心地よい」と感じる感覚を取り戻すのが「つくる」「食べる」時間になればいいなぁと思います。


今は、子育てについても、食についても、すぐに欲しい情報が手に入るし、欲しくない情報も溢れています。迷ったり悩んだりすることは昔も今も変わらない人の営みだと思いますが、今はすぐに「こたえ」を求めて、「正解」を求めて、自分でちゃんとモノゴトと向き合ったり、考えたりする時間が少なくなっているように思います(もちろん自分を筆頭に)。

味噌を溶くだけの即席みそ汁。休憩時のお茶がわりにも、ホッとする。

当たり前に「いい」と感じることや、「心地よさ」を求めて日々の生活を大切にする。

「食」を中心に毎日を組み立ててみる。

最近の不摂生を反省しつつ、わたしはできるところから改めていきたいと強く思いました。

まずは、毎日味噌汁。

そして、ごはん。

 

un  樋口 明日香(パン先生だけどごはんは大事。)

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