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2017-12-04

「新しい普通」の学校づくりって?講演会に行ってきました。

苫野一徳さんの講演を聞きに大阪に行ってました。おるたね関西さんが開かれているおるたねカフェという場のゲストでお話してくださいました。

テーマは「新しい普通」の学校づくり。

「教育」とはどうあるべきか

そもそも教育とはどうあるべきか。

これって、学校現場では個人の趣味やこだわりで捉えてしまいがち。先の話に進めず議論が深まっていかない。

苫野さんの講演では、その枠を超えて、哲学の観点からおはなしいただきました。

哲学とは、物事の本質的な根っこ(土台)の部分を洞察すること。誰もが納得できるところにどうやってたどり着けるか。

根っこ(土台):教育ならどうか何が良い教育か。信念や趣味を置いてどうすれば良い教育になるか。

腑に落ちる部分がたくさんありました。

「自由の相互承認」の感度を育むこと

「自由の相互承認」という言葉は苫野さんの著書にもよく出てくる言葉です。

本来、人間は誰しも「自由」であることを望んでいることを前提に、誰もがこの社会で自由に生きられる力を育むことが必要で、それは他者の自由をも認められる感度を育んでいくことでもある、ということ。

現在は法によって「すべての人が対等に自由な存在である」と認められています。

しかし法だけあれば保障されるものではなく、実際に自由に生きるためには「力」が必要となります。その「力」をつけるのが公教育(学校)の役割です。そこでは、他者の自由をも承認する「感度」を共有することが大切な役割となってくるということ。

先生たちの役割

自己主導の学び・協同の学び・探求の学びの融合」を掲げる風越学園(2020年開校予定@軽井沢)の教育。

ほとんどの大人たちは、そのような学びを経験せずに大人(教師)になっています(探求型の学びというより、従来の一斉学習型で教えられ、その環境が身についている)。

苫野さんは現在指導している教育学部の学生たちに対して、自己探求型の学びの時間を設けたそうだ。それまで全く議論ができなかった学生たちが半年で見違えるほど変わっていく様子を目の当たりにし、「その方法をやらせていない我々(教員)の側に問題がある」と感じられたそう。

オルタナティブスクール*で学んだ子どもたち

オルタナティブスクール(Alternative school)とは、ヨーロッパやアメリカの哲学的思想をもとに発展していったオルタナティブ教育を取り入れた学校のこと。
画一的な教育では無く、個人を尊重し子供が本来持っている探求心に基づいて、自律的・主体的に学習や行事が展開されるようにカリキュラムが組まれていることが多いのが特徴です。
大人は教師ではなく、あくまでも子どもをサポートするスタッフという考えが根底にあり、有名な教育法では、モンテッソリー・イエナプラン・フレネ・二イル・シュタイナー・サドベリーバレーなどがあります。(参考

オルタナティブスクールで学んだ子どもたちの葛藤について、オルタナティブスクールを卒業した参加者からの質問があり、対談が盛り上がりました。わたしも知りたかった部分で興味深く聞いていました。

現在の日本の社会では少数派になってしまうことは事実。多数派の受けてきた教育とは異なる考え方ややり方が多く葛藤も経験するけれど、それを乗り越えたところに確かな力がついていくということは言えるのかもしれない。

オルタナティブスクールの良い面を公教育にも反映させていく、あるいは学校の先生方が学びにいく、取り入れる、そんな動きになっても面白いのかもしれない。わたしも機会があれば今回初めて知ったとある学校へ見学・体験に行かせていただきたいなと考えています。


たくさんのヒントをもらい、ワクワクする人に出会い、興奮を抱えて帰路につきました。

「どんな教育をするか」を選ぶことは、

「魅力的なひとがいる場所」を選ぶことなのかもしれない。

そんな気持ちでいます。

 

 

 

 

un    樋口 明日香

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