すがたをかえる大豆…②豆腐
私の所属する会社(フードハブ・プロジェクト)で小学校の授業のお手伝いをすることになりました。
第1弾は、大豆を炒って挽いてきな粉づくり。
そして、第2弾は、豆腐づくり。
まずは「自分で作ってみなきゃ」と、家で試作してみたのがこちら。
なんとか形になったものの、やはり鍋とかサラシとか、諸々の段取りにあたふたしてしまいました。それでも、あたたかいまま食べた豆腐は、美味しかった。
で、小学校の授業。
プロの豆腐屋さん(徳島県・佐那河内村「村のおっさん」の桑原さん)を先生役にお招きし、大豆から豆腐を作りました。
微妙なさじ加減でまったく別物になる豆腐。わたし、豆腐がこんなに繊細なものだということを初めて知りました。
桑原さんは超プロなので、なかなか納得できない様子でしたが(←かなりドキドキされていたようです)、3年生の子どもたちと一緒に作って完成した豆腐は「おいしいおいしい」とあっという間になくなりました。
さて、それから10日ほど。
豆腐作りの余韻も冷めた頃に、徳島県の阿波市で有機農業をされている「小野農園」さんの百姓塾に参加させていただきました。テーマは豆腐づくり。
小野農園さんは、キッズファーマープロジェクトを通して大豆の栽培から収穫、選別、豆腐づくり、販売までの一連の流れを子どもたちと一緒に取り組むことで食育活動をされている農家さん。
その様子をお聞きしたかったのと、やはり豆腐づくりに興味があったのと、徳島県産の小麦を手に入れたくて何度かやりとりをさせていただいた農家さんだったことと、いろいろなつながりがあって、ようやく今回お二人にお会いすることができたのでした。
小学校の豆腐づくりの授業で先生役を務めてくださった佐那河内村「村のおっさん」の桑原さん。今回の小野農園さんの豆腐づくりにも参加されていてびっくり。「小学校でできなんで(うまくいかなくて)悔しかったけんなぁー」とのこと。小学校の授業が終わった後に道具を買い、再度「家にある道具で作れる豆腐づくり」を研究(?)されている様子。プロって、やっぱりすごい、そんなことも感じる再会となりました。
緑色がかったこの大豆(農薬や化学肥料を使わずに栽培されたコイトザイライ)で豆腐づくりをします。
ミキサーを使って、大豆の一粒一粒残さないように使える工夫も勉強になりました。作業中「無駄なく、残さず」がちゃんと浸透している感じの工程。料理もそうなんだと思います。残さず、無駄なく、きれいに仕上げている人って、やっぱりかっこいいし、それこそ伝えていかなきゃいけないことだなーって。
生呉をしぼって豆乳を出す時のサラシやしぼり袋、ゴム手袋、ここにも小学生とやる時に使えるヒントがたくさん!
目の前で大豆が豆腐になっていく過程、やっぱり見ていて楽しいです。
この後、小野農園さんで収穫された野菜のお料理、お味噌汁、梅干し(もちろん味噌も梅干しも自家製)と一緒にできたて豆腐を試食させてもらいました。
お豆腐も、おかずも、ご飯も、とっても美味しかったー!!!
人参の和え物と粉ふきいも、私は特に気に入りました(お代わりして)。
食卓を囲んで、参加した皆さんとの楽しい会話もいい調味料となっていた気がしますー。
今回の参加者のなかに、小学校5年生の女の子の姿も。
4年生の時に、学校で豆腐づくりを経験し、今回も興味があって参加したとのこと。2回も豆腐づくりやったら、もう家で豆腐づくりできるよね。
こういう場で小学生に出会えたことも、とても嬉しかったです。
→ 小麦編は次回。
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