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2020-07-31

多世代が集う…未来の果樹園つくってます。

「創造」より、もう少しカジュアルな感じで「妄想」という言葉を使いたい。妄想が始まった時は、エネルギーが満ちている時。今日はそんな妄想が広がっている「未来の果樹園」の話を。(前編は「これからの食育、どうしてゆこう。」

小学校との食育プログラムを始めて5年目。そもそも、学校連携を始められたのは20年以上ボランティアで小学校の米作り(田植え・収穫)に関わってこられたシゲさんの存在が大きい。

今もシゲさんは小学校の米作りに関わってくださっているけれど、それとは別に、小学校の前の畑にシゲさんの果樹園ができつつある。今日はキウイの棚をつくっていると聞いて行ってみた。

キンカン
りんご(アメリカン・ビューティー)
イチジク
栗(と、カエル)
レモン
ニッキやローリエ

他に、木苺、さくらんぼ、シナノゴールド・紅玉(りんご)、マルベリー(桑の実)、みかん、すもも、南高梅、小梅、ヤマモモ、レモングラス…などなど。

そして、キウイの棚
シゲさん

シゲさんは、植木や農業の仕事の合間にこうして「子どもたちのため」の果樹園をひっそりと(コツコツと)育てている。「仕事するんだったら、楽しいことがないとおもっしょー(おもしろく)ないでぇ」と言っているし、「なるべく小さい頃から農業に触れること、世代が違う人たちと一緒に過ごすことが大事やと思う」と話すシゲさん。

毎度、話を聞くたび私に何ができるのか分からないけれど、シゲさんの話を聞いていると、「想いをつなぎたい」と思わずにはいられない。

畑は小学校の前

シゲさんが組んでくれていた棚を固定していく。

棚があらわれるだけで、それがなかった時とは異なる別世界のイメージが広がっていく。

料理人がここへ食材を収穫しに来るのはもちろんのこと、キウイが成長して木陰ができたら椅子と机を置いて休憩できるし、数羽の鶏を飼うのもいい。そこに子どもたちが遊びにきて、欲しい果実を食べながら遊んで帰るのもいい。

「動いたら、次にやることが見えてくるわ」

と最後にシゲさんが言っていた。手を動かしながら “かたち” をつくれば、自分以外の人と共有できる。その「見えるもの」を出発点にして、さらにより良いものをつくっていけるといい。まずは、自分が動いていくこと。動ける時はチャンスとタイミングがやってきてるということなんだな。

樋口 明日香

パンの授業(現在お休み中/再開時期は未定)

再開の際にはこちらのブログでご案内いたします。

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