食物アレルギー問題に直面した時の話
好き嫌いなく何でも食べる3歳の姪に浮上した「食物アレルギー」問題。
なんと、病院の先生から「あれもダメ!」「これもダメ!」「これとこれとこれもダメ!」と、ことごとく制限がかけられ、それを一緒に聞いていたという姪(←3歳の姪も一緒に聞かせるなんて!と、病院の先生に勝手に不信感を抱いてしまったのも事実)。
さすがに家族は病院の先生の言葉にショックを受けたようですが、白崎茶会で卵も乳製品も使わないおやつやパン、料理を教わってきたのでレパートリーは無限だし(作れるかどうかは別問題だけど)、最近は小麦も使わずに美味しいおやつが作れるようになったばかり。
実際にこれまで教わってきたことが、こんな身近なところでリアルに役に立つなんて。
「なければ、作る」がモットーです。
このケーキはクッキングペーパー(オーブンシート)で型を作って焼いたもの。手軽に作れるって、うれしい。材料の「豆乳ヨーグルトの水切り」が用意できていなかったので、パウンドケーキの生地で代用。
ごまクッキーは家庭にある材料ですぐに作れるグルテンフリーのクッキー。さっくさくに焼きあがるので、ごまが苦手じゃなければ1番にオススメしたい焼き菓子かも。
小麦粉も米粉も使わずに、片栗粉とかぼちゃで作るボーロ。かぼちゃはバターナッツかぼちゃを使いました。丸めるのがちと大変ですが、食べだしたら止まらなくなる危険な一口おやつ。
これ、すべて乳製品、卵、小麦粉不使用のケーキやクッキーです。
お店で探そうと思ってもなかなか見つけられないものだけど、家で作れば、探さなくても食べられる。いや、卵も乳製品も小麦も不使用で、安心して食べられるおやつなんて、探すの大変でしょう。探すだけできっと疲れてしまいます。
大事にしたいこと
「アリス・ウォータースの世界」より
誰でも、食べ物についての言葉を理解できます。
食べ物で世界を変えるには、
人々が食べ物との新しい関係に
参加するだけのことなのです。
小さな子供のうちから教われば、
それはとても簡単です。
子供たちは食べ物との新しい関係を
好きになります。
子供たちは食卓で一緒に食べること、
料理することが好きです。
そういう子供たちの気持ちを、
私は知っています。
世界中で食に対する教育を行えば、
私たちは世界を変えることができるでしょう。
きっとできます。
力強いアリスの言葉を目にして、元気付けられました。
「こんなこと、無駄なんじゃないか」と思うことはたくさんあります。
けれど、「いや、そうじゃない」とどれだけ思えるか、そして、同じ思いを持つ仲間とどれだけ語り合えるか、一緒に行動を起こせるか。
続けていくことの先に、きっと、光が見えてくるんだろうな、と信じて進んでいきたいですね。
姪には「食べられない」不自由さよりも、「楽しんで食べる」経験を積んでほしい。
そう願っています。
樋口 明日香