畦(あぜ)をつくる
今年2回目の田んぼ。「あぜをつくる」と聞いてすぐに「あぜ」が分からないほどには無知なので、それが何かを確認することから始めなきゃならない。
筋肉女子…いや、筋肉おばちゃん、ここに誕生。上腕二頭筋が鍛えられる感じの動きを繰り返し、モリモリとしてきた腕。いや、畦。
「昔の人はこうやって暮らしの中で体を鍛えてたんだよねー体力ないと米作れないなー」
「パン屋で働く子は腕モリモリだよ」
「花屋、植木屋も力仕事だからすごいのよ、腕」
ついつい「昔の人」に意識を向けてしまうけれど、たくましい人は今の世の中にもたくさんいる。すぐ隣にも。カッケー。
「これでいいの?」
「水が入ってみないとわからない」
「え、…」
「雨が降った時に見にくるといいかも。それで、ダメだったらそこがダメだったんだなーって分かる」
この、正解がすぐに分からない感じ(→好き)。
畦ができたら、畦と田んぼの間に波板を張っていく。その前に、昨年までの波板を剥がす。使えなくなった波板は、ゴミとして処理するのにも費用がかかるらしい。
ゴム製の波板もあるらしいけれど、かかる費用が10倍になるとか。
波板と畦の隙間を埋めていく。
そして、耕運。
この竹炭、「菌ちゃん先生」こと吉田俊道さんの著書にも登場してくるやつで、植田さんが昨年から作り始めている。→ こちら
作業が終盤になりホッとしているところへ、前回よもぎを摘んでいたMちゃんが通りがかる。
「よもぎ団子、できたんですけど…食べますか?」
はい。もちろん…!!
お言葉に甘えて、押しかけてしまいました。
こういう場面にありつけるのも、おばあちゃんのお人柄と、植田さんらがこれまで丁寧に築いてきた地域の人たちとのかかわりとがあるからだと、感謝。
さらに、帰り際に手に持たせてくれたフキとチシャ菜、人参も、炒め煮とサラダ&ドレッシングにしておいしくいただきました◎
※ 甘夏人参ドレッシングのおすすめレシピ → 【動画】Vol.62 甘夏にんじんドレッシング【白崎茶会のオーガニックレシピ】
あたたかい風景。こういうの、つないでいきたいんだよなぁ…と思った一コマ。
田んぼの様子については、植田さんのブログに詳細が記されています。→ こちら をぜひ。
un 樋口 明日香