学校で育てた夏野菜でピザパーティー ピザ生地からつくったよ!(前編)
今回の「小学校でパンの授業をする!」というプランは「おとなカタログ」(えんがわ・谷脇さん主宰)から繋げていただきました(感謝!)。
→経緯はこちらにも書いています。
「子どもたちが収穫した野菜でピザパーティーをやりたい!」と依頼してくれた2年生担任のばんどう先生。
「パン生地は発酵させるので『生地をつくる』『生地を成形する』の2段階だと2日間かかります」とお伝えすると、「せっかくだから、生地づくりから子どもたちも一緒に体験させてください」とのこと。その日は給食をとめてあるので、収穫した野菜を使って「昼食づくり」ができないでしょうか、と!
なんという、ワクワク感!
その場で「ぜひやりましょう!」と即答しました。
生地作り、ピザ生地の成形、野菜の調理、そしてみんなで食べる、2年生の2日間の挑戦!!
はじまりです〜
自己紹介&生地づくり
子どもたちとの初(はつ)対面。
真っ白な白衣(エプロン)に身を包んだ子どもたちが続々と家庭科室にやってきました。
①自己紹介と簡単な仕事の話。
・パン教室un(アン)をやっているパン先生→unパン先生→「あんぱんせんせー」って呼んでね。
・普段は神山町にある職場で「食育係」をしています!(3択でお仕事当ててもらいました!正解率、高し。)
続いて
②パン作りに必要な「発酵」の話
「菌」には人間にいい影響を与える「発酵菌」と、そうじゃない「ばい菌」があるよねー。というところから、発酵菌を使ってすがたを変える食べ物のお話へ。
・大豆+納豆菌=納豆
・牛乳+乳酸菌=ヨーグルト
・小麦+酵母菌=パン!
1日目:タイムスケジュール
当初の予定はこんな感じで。
2時間の授業の中で18人+αの生地作りと「中華スープの素」を作りました。
生地づくり
デモンストレーションで「コツ(水を入れて振るところ)」を伝えたあと、2人1組で生地を作りました。当日はわたしを含めて大人が3名いたため、各グループで進めてもらいながらわたしが適宜テーブルをまわる、という形をとりました。
*一緒についてくれる先生方の人数、子どもの人数、できる内容、に合わせてタイムテーブルは臨機応変に変更!
「ふる」「もむ」「休ませる」
という3つしかしなくていいからね、簡単だよ、という話をしてから始めました。
ポリ袋が裂けたら大変だよ〜!粉が一気にパァ〜っと飛び散るよ!!気をつけて!なんて言っていたのに、子どもたちではなくわたしが激しくポリ袋を裂いてしまいました(恥)。
最初から袋を破裂させてしまったわたしは子どもたちに励まされ、先生に後始末をしていただき、あたふたしながら次の工程へ。
子どもたちの生地作りは順調そのものでした。
海塩は、海水100%。昔ながらの製法で作られたお塩を使いました。天然のミネラルがたっぷりです。暑い時期なので、子どもたちの体が欲していたのかもしれませんね。
生地、完成!
みんなの生地、とてもよくできました!
片付けをしているわずかな時間でどんどん膨らんできましたよ。
中華スープの素も手作りです!
あっという間に「ラーメン」みたいな香りの「中華スープの素」が完成し、「おいしそう〜」と声があがりました。
中華スープの素のレシピは、こちら より。
さてさて。
あっという間に2時間が過ぎ(5分くらいオーバー…)、あとはピザ生地の発酵を待つだけになりました。
2日目の様子は次の後編でお伝えしますね。
…つづく。
un 樋口 明日香