よく食べ、よく寝て、よく歩く。@台湾
念願の台湾に行ってきました!
きっかけは、中国語を勉強している友人の言葉。
「勉強していることを実践してみたい」とかなんとか話していたんだよね。
彼女は高校時代からもう20年来の友人だけれど、会うたびに何か新しいことにチャレンジしている。わたしにとってはとても刺激をもらえる存在。
とはいえ、そんなに付き合いの長い友人であっても旅をしたことは…確か、ない。
初めての二人旅。
中国語圏内で行き先を探すが、わたしがかねてより「台湾」に行きたかったこともあり、行き先はすぐに決定!
とはいえ、事前にあれこれとリサーチするタイプでもなく、彼女も県外にいるので会って行程を相談するわけでもなく。
結局、台湾行きの飛行機の中でいろいろと相談しながら行程を決めました。
頼りになったのは、内田真美さんの「私的台湾食記帖」。
「わからない」時には、周りに頼る。
友人がある程度中国語を話せるので安心しきっていましたが、行ってみて実感したのはほんとうに「話せるって安心」ということ。
チェーン店ぽいお店に1回入ってみたけれど「違うな」と感じて地元民で賑わっているお店でごはんを食べることにした。
入口がどこかもわからなければ、注文の仕方もわからない…。周りの人たちの動きをみていると、どうやらショーケースの中に並んでいる魚介類と外に出ている野菜の組み合わせを自分で選び、「焼く」「煮る」「揚げる」というような調理法を指示(注文)しているよう…な気がした。でも、やっぱりあまりにも分からなすぎる。オロオロしているわたしたちに声をかけてくれる地元民の方たちもいて、ほんとうにありがたかった。
結局、注文は近くにいた地元民に「なんでもいいから、あなたのオススメを注文して」みたいな感じでお願いした(もちろん友人が中国語で)。わたしだけだったら入れなかったお店だったな。
ここで食べた夕食は、おそらく一番美味しかった。
注文するまでのドキドキとかを含めて「台湾」を味わえたからだろう、と思っている。
このテーブルで食事をしていると、台湾人の家族がやってきて相席となった。常連さんらしく、それぞれにお気に入りのお皿があるようだった。その中のお母さんがわたしたちに話しかけてくれ、「美味しいから食べてみて」と黒い地鶏を差し出した。わたしはちょっとその見た目からしてダメだったんだけど、友人は食べた。美味しかったそう。お母さんは親切になんども勧めてくるのでわたしも断り切れず、食べた(やっぱり無理すぎて口を拭くふりして出してしまったけれど)。こういうやりとり、日本の田舎とよく似ているなーと親近感を感じながら、そういうことを含めて旅のいい思い出にできたのは、やっぱりよかった。
言語とお国柄。
ちょっと強気な台湾人とのやりとりも怖じける事なくやっちゃう友人に惚れ惚れしながら見ていると「その国の言葉を勉強していると、性格までその国の人に近づいてくる」と。
なるほどねー。
後ろに後ろに、3歩くらい下がってしまう日本人の奥ゆかしさみたいなものも、台湾人(中国語を話す人)のエネルギッシュさも、どちらも言葉の使い方にも出て来るもんなんだなと。(中国語はまったくわからないけれど)
ガヤガヤとした雰囲気の街中を歩きながら散策にも慣れてきた頃に伺ったこちらの青田茶館(「私的台湾食記帖」で紹介されていた場所です)。
とにかく静かで、深呼吸ができる場所でした。
日本人のスタッフがいらっしゃったので、台湾茶のお話も伺うことができました。「聞きたいことがちゃんと聞ける」って、海外でもとてもリラックスできる瞬間です(大事)。
そうそう、食べる、歩く、寝るの3パターンしかしてないね、台湾きたのに。って最終日に気づいて、マッサージ屋に滑り込み。これがたまらなく痛かった。。。何度か叫んでみたものの、全く相手にされず。お姉さん笑ってるし。
それでもなんとか耐えて終了するころ、隣のチェアーに日本人2人がやってきた。ようやく日本語が喋れる、とばかりにこれからマッサージを受けようとする人に向かって「めっちゃ痛かったです…」と、怖がらせるような言葉しかかけられなかった。
食べ歩き録
滞在中、ひたすら「食べる」ことに注力した友人とわたし。
「よく食べるなー」
って、最近あまり言われていない言葉を友人からかけられて、そうだ、気も心も緩みきっていたんだな、と思えた旅でした。(友人も、よく食べる人。わたしの半分くらいのからだなのに(羨)。)
心地よい旅ができたのは友人のおかげ。
お土産
連れ帰ったお土産をご紹介。
パッケージもレトロで可愛いのと、お値段もいい感じ。何よりシンプルでおいしい〜。素朴で昔からあるパイナップルケーキ、でしょうか。家族や友人にも好評でした。
「豆腐乳」って初めて試した見たけれど、植物性アンチョビって感じです。しばらく異国の風味を味わえます〜
口に入れたら、動かせない…分厚すぎて。そして噛みきれない。非常に食べにくいドライパイナップルだったけれど、味はめちゃくちゃ濃厚でおいしかった!
ガラスポットに入れて飲んだら女子っぽいなぁ〜とか思って「女子会」用に連れ帰って来ました。(女子会のたびに淹れるの忘れる)
今回はどこにも観光に行かなかったけれど、次回行くことがあったら景色をじっくりみたり、何かを体験できるような場所に行きたいな〜
un 樋口 明日香