頭の中から出してみる ②
仕事で「準備不足」のためにうまくコトが進まない場面があった。
社内会議の議題の決定と当日の司会進行を4人で務めることになっていた。だが、4人のミーティングの時間調整がうまくいかず時間がとれなかったことを言い訳に、本来なら3時間程度かけているミーティングを1時間で終わらせた。
表面上だけのミーティングになってしまって迎えた当日(それでも、まぁ大丈夫だろうとどこかで思っていた)。方向、ゴールがふわふわしていたために、議論が行き場を失い、その場にいる人たちが議論の「迷子」になってしまった。
どうにかして立て直したかったが、その場では何もできなかった(力不足で悔しい)。結果「みんなでつくる」場において、みんなでつくることができなかった。
同時に浮き彫りになったのは、ある程度の「枠」がないと場が「迷子」になるという実態。
準備不足は如実に出る。
その場にいた社内メンバーの反応も様々だった。準備不足を突いてくる人と、どうにかして補おうとする人と、無言の人と。
「準備不足」を突いてくる人の言い分は、正しい。でも、自身も場のつくり手の一員であることを棚に上げ、「誰かのせい」にしている部分には納得がいかないし共感できない。
足りないこと、できていないことは言わずとも共有できているその場で、自分は何ができたのか、どうありたいのか。
一緒に働く仲間であれば、こんな時どうすればいいかを一緒に考えようとする人でありたい。お互いの今のあり方を認めつつ、よりよい方向に向けて建設的な議論をしたい。
今日、一緒に働く何人かとそんな話ができたのはとてもよかったなぁと思う。
すべて順調にはいかない。
トップの写真はいつかの親戚宅の収穫物。それぞれ全然違う食べ物なんだけど、単体で食べてもおいしかったり、合わせて調理するとますますおいしくなったりする。なかには絶対合わない組み合わせも、ある。けれど絶対合わないって決めているのは自分。
世界は広い。調理法は無限。はじまりは、自分の手から。
un 樋口 明日香