パンの授業 ぐるぐるパンの巻
–パンの授業に参加したきっかけ–
参加された4名のみなさまに申し込み時にお伺いした「パンの授業に申し込んだきっかけ」は、次のようなもの。
・天然酵母のパン教室に行ってみたかった。
・卵や乳製品を使わないというのに興味を持った。
・オーガニックに興味があり、地粉のパンや白崎茶会で検索していたらたどりついた。
・前からパンづくりに興味があった。
・地粉でパンを作ってみたい。
・パンが好きでよく食べているけれど、ここ最近、小麦の有害性の話を聞いた。どうせ食べるのなら、おいしくて健康なものを作り食べることができたらと思って。
・シナモンロールが好きだから。
様々なきっかけでパンの授業にお越しいただいた4名のみなさま。ありがたいです。
–使用する野菜の収穫–
パンの授業で使用する野菜は、神山町にあるフードハブ・プロジェクトのお野菜(農薬・化学肥料不使用)。
前日、農業チームのメンバーに手伝ってもらい、収穫しました。
玉ねぎは農園係さんにお願いして収穫してきてもらいました。
サラダに使う野菜は、農業長に教えてもらいながら農園で収穫。畑の野菜を摘んで味を確かめながら欲しい野菜を収穫させてもらいました。みずみずしい!!
食べられるお花、ナスタチウムも収穫。テーブルが華やかになりそうでうれしい。
そのまま食べても十分美味しいお野菜なので、みなさんにぜひ食べていただきたいのと、何より収穫してすぐ食べるお野菜の新鮮さがうれしい。登場人物がそろうと、ますます準備も楽しくなります。もちろん今までも楽しかったのですが、今回は、いままで以上に準備からもう、全力で楽しかったのです!!!(フードハブの農業チームのみんな、ありがとう!)
–当日は成形から–
初めましてのみなさんと簡単に自己紹介し、パンの授業が始まりました。
本来作る手順とは順番前後しますが、2次発酵の時間をとるため、先に成形から行います。
きれいな長方形に伸ばしておくと、後の作業もスムーズに進みます。もちろん見た目、重要!厚さも均等に、きれいな長方形に伸ばしていただきました。
生地に巻き込むので、細かすぎず、でも大きすぎずの適度な大きさに。
発酵させて、焼きます。同じ要領で、シナモンロールも巻きます。
「レーズン入れてみましょっか?」大人味になりそうですね〜。焼き上がりが楽しみ。
ここまでできたら、2次発酵へ。
・発酵器がない場合は?
・紙カップの大きさは?
など、具体的な質問が出たのでお答えました。毎回あとになって「あれもお伝えすればよかった」「これも言っておいたらよかった」って思うことがあるのですが、途中で質問してもらえると、すごく助かります!
–ポリ袋で生地を作る方法(白崎茶会式)–
さて、順番前後したけれどここから生地作り。地粉の話。海塩の話。タイマーとにらめっこしながら(あたふた)手の空いた時間に、お伝えたいことを順に話します。
素材を選ぶ → 計量 → ポリ袋でフリフリ → モミモミ → 10分休ませる → 塩を入れる → モミモミ → 10分休ませる → 完成
なんとも簡単な作業で、手を汚さずに生地が完成しました。4名様全員、とてもいい生地が完成しましたよ!
オニオンロールのトッピングにのせた豆乳チーズ(乳製品不使用の植物性チーズもどき)もポリ袋でモミモミするだけ。豆乳チーズ「あり」と「なし」で焼いてみました。
–試食–
シナモンロールが焼きあがったタイミングでテーブルを整えました。
メニュー
・オニオンロール&シナモンロール
・ジャガイモの白みそ冷製スープ
・焼いたズッキーニ
・農園サラダ(人参ドレッシング・豆乳マヨネーズ・薄切り玉ねぎドレッシング・ひよこ豆のピクルス)
・甘酒アイスキャンディー
農園サラダは、それぞれお好きなサラダの友と一緒に召し上がっていただきました。
豆乳マヨネーズは、意外な美味しさだったようです!オニオンロールにかけた豆乳チーズも、びっくりされたよう。卵も乳製品も使っていないのに、おいしい!と。
みなさんの反応をみるのが何より楽しい瞬間でもあります。
デザートは、甘酒アイスキャンディー。飲む点滴と言われる甘酒を使ったデザートは、これからの季節、重宝します。
「これ作れるなら、市販のアイス買わなくても済む!」
という声もいただきました。そうなんです、こんな簡単においしく作れるアイスキャンディー、ぜひ夏場のおやつにストックしておくといいですよ。
ここまで、あっという間の4時間半。予定時刻を30分オーバーで終了しました。
–参加された皆様の声–
・パンも料理もおいしかった。
・楽しく過ごせた。
・パンが予想以上にもちもちしていた。
・最初は「ストイックな教室なのかな?」と思っていたけれど、そうじゃなかった(笑)
・卵も牛乳も使っていないのに、しっかり味がしていて驚いた。
・初めてでもできる、ということがわかった。
・家でも今日のパンを復習して焼いてみたい。
今回も、学び多い時間を過ごすことができました。参加されたみなさま、ありがとうございました。みなさまの持ち帰り生地の「その後」は、改めて紹介させてもらいます。
今後のパンの授業(予定)
6月:ナンとカレー
7月:地粉の即打ち麺(うどん)
徳島は暑さが厳しい日が続いています。
パンの授業の翌日は、初めて「(もち米の)種まき」をしました。農作業をするには体力も必要!しっかり栄養採って、体調整えて夏を迎えたいですね。
樋口 明日香