2026-08-16
生き物から見る、田んぼの環境
徳島県が主催する「にし阿波農業フィールド講座」に参加しています。今回で5回目。
毎度、自分だけでは行けない場所に連れていってもらい、田んぼや畑を見るための様々な視点をもらっています。今回は、美馬市近辺の田んぼにおじゃまして、生き物調査をしました。

まずは、田んぼの表面をすくって広げてみました。
ジャンボタニシが多い田んぼです。ここにはジャンボタニシと、在来のタニシ、2種類のタニシがいました。ジャンボタニシが稲の隙間の草を食べ尽くすことで、ほかの生き物が暮らす環境にも影響が出ていると聞きました。
同じように、田んぼの横を流れる用水の生き物も見てみると、エビ、クモ、ドジョウ、小さなヒルなどがいました。上から眺めるだけだと何もいないように見えていたのですが、実際にすくって広げて見てみると、小さな生き物の姿や、その種類が見えてきます。
次に、ぐるっと田んぼの周囲を歩きながら、稲の周辺にいる生き物を見てみました。
何種類かのクモ、稲につくカメムシ、トンボなど。用水路のあたりには、トンボが何匹か飛んでいました。

生き物調査ののち、絶滅危惧種やトンボの生態について、座学で学びました。
・ヤゴは何度も脱皮して成長する
・トンボは縄張りを持つ
・羽や目の構造にも、生きるための工夫がある
などなど。
トンボについては初めて知ることも多かったのですが、生き物が、それぞれによく生きる知恵を携えていることを知りました。
お米を育てる田んぼには、どんな生き物がいて、どんな環境ならその生き物たちが豊かに暮らせるのか。
稲の育ちを見るだけでなく、その田んぼを、生き物が暮らす環境として見てみる。そんな見方ができると、田んぼを見るのがまた少し楽しくなります。
最近食べている「ビオトープ米」の味わいが、また変わってきそうな一日でした。
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